成長しているのか分からず、不安で眠れなかった夜

一生懸命ワークを続けても、「これでいいのか」と不安になる。
成長している実感がない。
わたくしも同じでした。

「努力が全部空回りだったらどうしよう」
そう思うと夜も眠れず、心臓がドキドキして眠れなかった日があります。

周囲の人に「成長してるね」と言われても信じられない。
本当に進んでいるのか、自分で答え合わせがしたいのです。

答え合わせができない苦しさ

当時のわたくしは、霊的成長を“資格”や“点数”のように測ろうとしていました。
「何か特別な能力が目覚めたら、きっと成長した証になる」
「他の人より結果を出せたら、進んでいると言える」

でも現実は違いました。
どれだけワークをしても超能力は生まれないし、比べれば比べるほど惨めになる。
「結局、何も変わっていないんじゃないか」
その不安に押し潰されていったのです。

わたくしを変えた小さな気づき

ある時、ノートを見返して気づきました。
半年前の自分が書いた悩みは「人に嫌われるのが怖い」ばかり。
でも最近は「自分の役割を果たせるか」という問いに変わっていたのです。

そこで初めて理解しました。
成長は派手な変化ではなく、心の“問い”が変わること。
それこそが、確かな道筋なのだと。

成長の証とは

わたくしは今、成長の証を3つの視点で捉えています。

問いが変わる（悩みの質が深まる）

反応が変わる（同じ出来事でも揺さぶられにくくなる）

選択が変わる（以前なら逃げた場面で、一歩踏み出せる）

この3つのどれかが少しでも動いていれば、それは確かな成長。
“昨日より今日の自分が、ほんの少し柔らかい”
それで十分なのです。

あなたへ

霊的成長は、誰かに証明してもらうものではありません。
他人の評価や派手な結果ではなく、あなた自身の心の変化が何よりの答えです。

不安で眠れない夜も、実は成長のプロセスの一部。
そこを越えた先に、静かな確信が待っています。

結び
霊的成長の道筋は、あなたの中に静かに積み重なっています。
その確信を得たとき、存在そのものが意味を持ちます。
どうか焦らず、歩んでください。
愛を込めて。